ニュースリリース
クルマ・技術
新型「マツダ フレアクロスオーバー」を発表
―個性的なSUVスタイルに、進化した安全性能・機能性・走破性を融合―
マツダ株式会社(以下「マツダ」)は、SUVタイプの軽乗用車「マツダ フレアクロスオーバー」を全面改良し、全国のマツダ販売店を通じて2月27日より発売します。
今回の全面改良では、「フレアクロスオーバー」の特長である、おしゃれで個性的なデザインや室内空間の広さと使いやすさ、優れた燃費性能などを向上させながら、先進安全技術の拡充やさまざまな走行シーンで安心して運転できる走行性能の強化など、さまざまな領域で進化させました。
デザインでは、フレアクロスオーバーの個性的なキャラクターを保ちつつ、よりタフで力強いスタイルに進化。外観はボンネットを高くして重厚さを増したフロントフェイス、ボディ同色で存在感を増したピラーにより、力強さ・頑強さを表現。「タフで機能的」な空間を目指した室内は、ワクワク感や遊び心を表現したデザインに、多彩な収納を備えて使い勝手を向上。さらに、先代から延長したホイールベースとエンジンルームの最小化により、前席の左右乗員間や後席足元の空間を広げ、すべての乗員が快適に過ごせる室内空間も創出しています。
予防安全では、マツダの軽自動車で初となる「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」、「車線逸脱抑制機能」を、「HYBRID XT」に設定。また、先進安全技術の設定拡大により、経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進する「安全運転サポート車」*1の「サポカーS・ワイド」*2に、全車が該当しています。
走行性能では、新開発の自然吸気ガソリンエンジンと新開発CVTを搭載して、優れた燃費性能とスムーズで軽快な走りを両立するとともに、新設計のボディ構造で乗り心地や操縦安定性も向上。さらに、4WD車には新たに「スノーモード」を追加。エンジントルクの最適化とブレーキの制御で、雪道など滑りやすい路面でのタイヤの空転を抑制し、安心・安全な運転をサポートします。
■新型「マツダ フレアクロスオーバー」の概要は以下の通り
1.個性的なデザインとタフで力強いスタイル
エクステリア
- ・フロントフェイスの特徴である丸型ヘッドランプとスクエア基調のグリルは踏襲しながら、ボンネットを持ち上げることで重厚感を表現。
- ・ピラーをボディ同色とし、ピラーの存在をしっかり見せることで、力強く、頑丈なイメージを表現。
- ・直立させたピラーと長いルーフによるスクエア型の大きなキャビンを創出。新たにリアクォーターガラスを設置し、広い視界も確保。
インテリア
- ・インパネには、タフな世界観を演出する「3連インパネカラーガーニッシュ」を採用。メーター、オーディオ、アッパーパネルの3か所を、上下のバーで挟むことで、力強い骨格を表現。
- ・インパネとドアトリムのカラーパネル、シート表皮デザインのアクセントには、ボディカラーに対応した3色*3を採用し、「ワクワク感」「遊び心」を演出。
- ・メーター内に「マルチインフォメーションディスプレイ(カラー)」を採用し、各種情報*4を観やすく表示。
ボディカラー
- ・新色「バーミリオンオレンジ2トーン」、「デニムブルーメタリック2トーン」を含む全9色*5。
- ・クロスカントリー車の「幌」からヒントを得た、遊び心ある2トーンカラーを新たに採用。
- ・ガンメタリックルーフ2トーンに3色、ホワイトルーフ2トーンに2色、モノトーンに4色を設定*5。
2.進化したパッケージングと使い勝手
快適で広い室内空間
- ・ホイールベースを先代モデルから35mm延長して後席乗員の足元空間を確保し、前席は左右乗員間距離を先代モデルから30mm拡大して快適でゆとりのある室内空間を実現。
使い勝手が大幅に進化した荷室空間
- ・荷室側からも操作可能なスライド用ストラップを後席背面に採用。状況に応じて荷室容量を調整可能。
- ・後席の背面や荷室フロアには、汚れをふき取りやすい素材を採用して使い勝手を向上。
- ・荷室下には防汚タイプのアンダーボックスを採用。ラゲッジボードを外せば荷室高が拡大し、背の高い荷物の収納も可能。また、ボックスは取り出して洗うことができ、汚れたものの収納にも便利。
高い走破性と取り回しの良さ
- ・先代モデルからアプローチアングルを1°、デパーチャーアングルを4°拡大し、走破性がさらに向上。ホイールベースを延長しながらも、取り回しに影響する最小回転半径は、先代モデルと同じ4.6mを維持。
3.充実の先進安全技術
マツダの軽自動車で初となる、2つの先進技術を採用
- ・「HYBRID XT」に、全車速での追従機能を備えた「アダプティブクルーズコントロール」、「車線逸脱 抑制機能」を、マツダの軽自動車として初採用。高速道路などを巡航時の、疲労と負担を軽減。
先進の予防安全技術を、全車で標準設定
- ・衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート(夜間歩行者検知機能付)」をはじめとする先進の安全技術を標準装備化。さらに、一時停止標識の認識を追加した「標識認識機能」を設定。
- ・新たに「後退時ブレーキサポート」、「誤発進抑制機能[後退時]」、「リアパーキングセンサー」を全車に搭載し、バック駐車時などの衝突リスク回避に貢献。
周囲の安全確認をサポートする「全方位モニター用カメラ」(メーカーオプション)*6
- ・車体の前後左右4カ所に設置したカメラ映像を合成処理し、自車の周辺を俯瞰的に見ているような映像をモニターに映し出す「全方位モニター」に、周囲を立体的に確認できる「3Dビュー」、人や物の接近を知らせる「左右確認サポート機能」、シフトをリバースからドライブに切り替えるとカメラ映像がフロントビューに自動で切り替わる「フロントビュー自動表示機能(切り返し時)」を追加し、安全な運転を支援。
4.走行性能と快適性能
優れた燃費性能を実現する新開発のパワートレイン
- ・「HYBRID XS」「HYBRID XG」には、新開発の「R06D型」自然吸気ガソリンエンジンを搭載。「デュアルインジェクションシステム」、「クールドEGR」等の新技術を採用することで最適なタイミングでの燃焼を実現し、日常使いから遠出まで、実用速度域での優れた燃費性能と軽快な走りを両立。
- ・新開発のCVTは、軽量化と効率化を実現し、低中速域でのスムーズな走りと、高速域ではハイギヤード化により燃費性能と静粛性の向上に貢献。
- ・電気の力で低燃費をアシストするマイルドハイブリッドを全車に搭載。
軽量・高剛性の新しいボディ構造
- ・軽量で高剛性の新プラットフォームを採用。バックドア、センターピラー、サイドドアでそれぞれ「環状骨格構造」を形成するとともに、ボディのスポット溶接部に「構造用接着剤」を初採用。部品間のわずかな隙間を埋めて接合を強化することでボディ全体の剛性を向上させ、操縦安定性と乗り心地を向上。
安心・安全な走行に貢献する4WDシステム
- ・雪道やアイスバーン等でのスムーズな発進をサポートする新機能「スノーモード」を、4WD車に採用。過大なエンジントルクを最適化してタイヤの空転を抑制し、スムーズな走行に貢献。さらに30㎞/h以下では、スリップ輪全体にブレーキ制御を併用することで、より安定した走行を実現。
- ・ぬかるみや滑りやすい路面で発進をサポートする「グリップコントロール」、急な下り坂で車速約7㎞/hで維持する「ヒルディセントコントロール」も4WD車に標準装備。
機種名 | 駆動 | エンジン | 変速機 | メーカー希望 小売価格 (消費税込) |
JC08 モード 燃費 (km/L)*7 |
WLTCモード燃費(km/L)*8 | 自動車税率(環境性能割)/ エコカー減税(重量税)*9 |
|||
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市街地 モード (WLTC-L) |
郊外 モード (WLTC-M) |
高速道路 モード (WLTC-H) |
||||||||
HYBRID XG |
2WD (FF) |
660cc | CVT | 1,365,100円 | 30.4 | 25.0 | 22.9 | 26.4 | 25.1 | 非課税/ 50%減税 |
4WD ※ |
1,499,300円 | 27.8 | 23.4 | 22.1 | 24.1 | 23.5 | 非課税/ 25%減税 |
|||
HYBRID XS |
2WD (FF) |
1,518,000円 | 30.4 | 25.0 | 22.9 | 26.4 | 25.1 | 非課税/ 50%減税 |
||
4WD | 1,652,200円 | 27.8 | 23.4 | 22.1 | 24.1 | 23.5 | 非課税/ 25%減税 |
|||
HYBRID XT |
2WD (FF) |
660cc ターボ |
1,665,400円 | - | 22.6 | 19.7 | 24.4 | 23.0 | 1%/ 対象外 |
|
4WD | 1,799,600円 | 20.8 | 18.5 | 22.3 | 21.0 |
※写真掲載モデル
- - 上記メーカー希望小売価格に加えて、購入時にリサイクル料金8,610円が別途必要。
- - 「HYBRID XS」に「全方位モニター用カメラパッケージ」をメーカーオプションで選択した場合、52,800円高(消費税込)。
- - ボディカラーで、ホワイトルーフ仕様車の「アクティブイエロー2トーン」「ブリスクブルーメタリック2トーン」、ガンメタリックルーフ仕様車の「バーミリオンオレンジ2トーン」「デニムブルーメタリック2トーン」「フェニックスレッドパール2トーン」を選択した場合、44,000円高(消費税込)。特別塗装色「ピュアホワイトパール」を選択した場合、22,000円高(消費税込)。
- *1 高齢運転者を含めたすべての自動車運転者による交通事故の発生防止・被害軽減対策の一環として、自動ブレーキなどの先進安全技術を活用した一定の運転支援機能を備えた車。略称「サポカー」。
- *2 安全運転サポート車のうち、ペダル踏み間違い時加速抑制装置などを搭載することで特に高齢運転者に推奨される、「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」の区分のひとつ。「サポカーS・ワイド」は、被害軽減(自動)ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトを装備したクルマ。以下、ご参考。https://www.safety-support-car.go.jp/
フレアクロスオーバーでは、フロントガラスに設置した左右2つのカメラで歩行者やクルマを認識し、警報やブレーキの自動制御で衝突回避または衝突被害の軽減をサポートする「デュアルカメラブレーキサポート」、シフト位置がD・L(前進)の位置で停車または徐行中、前方約4m以内に障害物を検知し、かつアクセルペダルを強く踏み込んだ場合、最長約5秒間エンジン出力を自動的に抑制し、急発進・急加速を抑える「誤発進抑制機能[前進時]」(ブレーキをかけて車両を停止させる機能はありません)、走行中に前方不注意などで車線をはみ出しそうになると、ブザー音などの警報によってドライバーに注意を促す「車線逸脱警報機能」、ヘッドランプをハイビームにして走行中、前方の対向車や先行車、明かりなどを感知を感知して自動でロービームに切り替える「ハイビームアシスト」の4つの機能が該当します。各機能は、対象物、天候状況、道路状況などの条件によっては、作動しなかったり衝突を回避または被害を軽減できない場合があります。 - *3 選択したボディカラーに応じて、「バーミリオンオレンジ」、「デニムブルー」、「グレーイッシュホワイト」の3色が、インテリアの加飾やシート表皮のアクセントに使用される。モノトーン仕様車ならびにホワイトルーフ2トーン仕様車には「グレーイッシュホワイト」がインテリアに使用される。ガンメタリックルーフ2トーン仕様車の場合、「デニムブルーメタリック2トーン」には「デニムブルー」が、「フェニックスレッドパール2トーン」には「グレーイッシュホワイト」が、「バーミリオンオレンジ2トーン」には「バーミリオンオレンジ」が、それぞれインテリアに使用される。
- *4 マルチインフォメーションディスプレイ(カラー)では、「エンジン回転数」、「平均燃費/航続可能距離」、マイルドハイブリッドシステムの「エネルギーフロー」等の車両情報が表示可能。加えて、4WD車では「スノーモード」、「ヒルディセントコントロール」、「グリップコントロール」の情報も表示可能。
- *5 ホワイトルーフ仕様車には、「アクティブイエロー2トーン」「ブリスクブルーメタリック2トーン」の2色を設定。ガンメタリックルーフ仕様車には、「デニムブルーメタリック2トーン(新色)」「バーミリオンオレンジ2トーン(新色)」「フェニックスレッドパール2トーン」の3色を設定。モノトーン仕様車には、「オフブルーメタリック」「クールカーキパールメタリック」「ブルーイッシュブラックパール3」「ピュアホワイトパール」の4色を設定。
- *6 メーカーオプション「全方位モニター用カメラパッケージ」は、全方位モニター用カメラ(フロント/サイド左右/バック)、USB端子、GPSアンテナ、TVアンテナ用ガラスアンテナ(フルセグ)のセット装備。「HYBRID XS」機種にメーカーオプションで選択の場合52,800円高(消費税込)。「HYBRID XT」機種は標準装備。「HYBRID XG」機種は選択不可。
- *7 JC08モード燃費は、国土交通省審査値で、燃料消費率は定められた試験条件での値です。お客さまの使用環境(気象状況、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用時等)に応じて燃料消費率は異なります。
- *8 WLTCモード燃費は国土交通省審査値で、燃料消費率は定められた試験条件での値です。お客さまの使用環境(気象状況、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用時等)に応じて燃料消費率は異なります。
WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード 市街地モード:信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定 郊外モード:信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定 高速道路モード:高速道路等での走行を想定 - *9 自動車税(環境性能割)は、新車時の環境性能に応じて自家用登録車は非課税または1~3%が課税されます(2021年3月31日まで)。ただし、2020年9月30日までに新車登録する場合、自動車税(環境性能割)の税率が1%軽減されます。エコカー減税(環境対応車普及促進税制)は、新車登録時に重量税の軽減措置(2021年4月30日まで)が受けられます。